パワーハラスメントが起きにくい組織づくりのヒント(1)

①から③までの3つの要素を全て満たすものがパワーハラスメントと定義されています。
優越的な関係を背景とした言動
業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
労働者の就業環境が害される

①の「優越的」についてですが、人は自分の優越性を他者に見せて少しでも自分の方が優越的な立場だと主張したいと思うのは自然なことだと思います。

動物の本能といってもいいのではないでしょうか。クジャクのオスが大きな羽を広げ、メスへの求愛行動をとるのも他のクジャクより優れていることを見せたいからでしょうね。

スポーツ選手がオリンピックに出て1位をとるのも、他者より優れていることの証明になりますね。

この優越性の表現には主に2つの種類が考えられます。

(①凸)ひとつがクジャクのように他者よりも自分の優れているところをアピールする方法です。この①図のように出っ張ているところのアピールです。

(② 凹)そしてもう一つが、他者のできていないところ、劣っているところを指摘して自分の優越性をアピールする方法です。②図の相手の凹んでいるところを突っついていくアピール方法です。
どちらも表現方法によってはパワハラになる可能性がありますが、②の指摘の仕方ではよりパワハラになる可能性が大きくなりそうです。

次回はこの優越的な人が強すぎる「価値観」を出した時、パワハラに発展していく可能性が大きいことについて書きたいと思います。

追記:羽を広げるクジャクだけでなく、鳥なども大きな鳴き声でメスにアピールしますが、このことは敵に自分の存在を教えていることになり大変危険なことです。自分の身が危険になっても一見ばかげたように見える行動でアピールするオスにメスは引かれるということです。余力をもっているオスが魅力的なんですね。どこか人間も似ているところがあるのでしょうか?!
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